勉強日和!

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* * *  談話室に着くと、柊と白雪さんがプリントを広げていた。 「あ、聖夜!」 「聖夜君も勉強かい?」 「あ、はい!ていうか、柊に呼ばれて……」 「呼んだ呼んだ!今なら白雪さんに教えてもらえるからね」 「え、教えてくれるんですか!?」  すると、白雪さんは微笑みながら頷いてくれた。 「もちろん。僕で良かったら」 「よろしくお願いします!」  白雪さん、頭良さそうだよな。いつも冷静で戦いの指示も的確。白雪さんにできないことなんてあるのかな?そんなことを考えながら、俺は白雪さんの隣に座った。 「いいよ。さて……どこが分からないのかな?」 「えっと、数学なんですけど……」  俺は白雪さんにプリントを見せる。すると、白雪さんは問題の要所要所にシャープペンシルで印をつけながら解説を始めた。 「それは因数分解をして、自分が使える式を作るといいよ。この場合はXを……」 「……あ、分かった!」  俺はサラサラと答えを書いていく。さっきまで分からなかったのが嘘みたいだ。 「こうですか?」 「……うん。正解」 「やったー!」
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