勉強日和!

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「良かったね、聖夜君」 「白雪さんの教え方が良かったんですよ!」 「ふふ……ありがとう」  白雪さんは穏やかな笑顔で俺を見る。……いつも余裕たっぷりで、強くて勉強もできて……やっぱり白雪さんはすごいな。  俺が目を輝かせていると、柊が呆れたように声をかけてきた。 「聖夜、それ基礎中の基礎でしょ」 「う……それはそうだけど……」 「そんなに喜んでないで、もっと練習した方が良いんじゃない?」 「そ、そういう柊だって、その古文の問題、基礎中の基礎だろ!」 「うぐ……そうだけど……」 「はいはい。お互いに頑張ろうね」  俺と柊が言い合ってると、白雪さんが柔らかい笑顔で俺達をなだめた。……後輩を見る目っていうより、弟妹を見る目で見られてる気がする。  でも、白雪さんみたいなお兄さんには憧れるかも……。  俺がそんなことを考えていると、談話室の扉が開いて任務終わりの翔太と深也が入ってきた。 「あ、翔太、深也、おつかれ!」 「ああ……なんだ、勉強会でもしてるのか?」 「うん。白雪さんに教えてもらってたんだ」
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