0人が本棚に入れています
本棚に追加
memory
懐かしさを一つ一つ感じながら
思い出の門の先へ
瞳を閉じれば幼いあの記憶が
込み上げてくる
初めましてはぎこちなくて
それでもすぐに慣れ始めて
初めて本当の恋をしていた
15の青春
すれ違い様に 君を横目で追っていた
思わず目と目があえば 目を逸らしてた
この思い空に舞い上がれ
桜と共に出会って別れた
言葉に出来ないまま
さよなら恋心
あなたのどこを好きになったなんて
言い表す事なんて
この世界中の言葉並べても
出来るわけないよ
笑う横顔 一生懸命な姿
時々見せる 悲しそうな目
ねぇお願いこっちを見てよ
もう少しだけ私を見てほしい
そのくせに恥ずかしくて逃げる
ヨワムシ恋心
初めて会った時より 背が伸びたね
あれから3年言えない想いは
桜と共に舞い落ちる
あれから随分と時が立ち
今こうして一人きり
あなたが過ごした場所で
今 見つけたよ
言葉で伝えてよバカ
誰も気付かないメッセージ
涙を浮かべながら
そっと指で
あなたの想い
なぞった
また今年も
桜が咲く
最初のコメントを投稿しよう!