天の声は私!か○子じゃ!

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翌朝…… 厚揚げ達が宿屋の表に出ると…… 「あっ!厚揚げさん!」 マカロニさんが青い顔をして駆け寄って来た! 「厚揚げさん!助けてください! 娘のカルナーラがいないのです!」 「えっ!カルナーラがいないって?」 「はい、今朝起きたらカルナーラが何処にもいないのです。 妻のナポリも朝から探していたのですが、疲れ切って部屋で寝込んでしまいました」 「マカロニさん、分かりました。 僕達も手分けして探して見ます。 気を落とさないでください!」 厚揚げ達は町中を探し回った。 しかし、カルナーラは発見出来なかった。 マカロニさんも落ち込んでしまい、寝込んでしまいました。 「ダイコン、大変な事になったな!」 「隊長!ここは一つ我々でカルナーラちゃんを探し出しましょう」 「どうして探し出す?」 「とりあえず、情報収集です。 もう一度、町中の人に聞いて回りましょう」 厚揚げ達はカルナーラちゃんの手掛かりを探すため町中を回った。 夜…… 宿屋の部屋で…… 「ダイコン、何か情報はあったか?」 「カルナーラちゃんの情報はありません。 しかし、妙な話しを聞きました」 「妙な話し?」 「最近、この町では若い女の子がさらわれているらしいです」 「若い女の子が?」 「さらっているのは魔物らしいです!」 「魔物の仕業か!」 「ダイコン、明日の朝町長の家に行って事情を聞いてみよう!」 翌朝…厚揚げ達とマカロニは町長の家に行った。 「お早うございます。 町長さんは居ますか?」 家の中から町長さんが出てきた。 他にも数人の男が出てきた。 「町長さん、私は厚揚げと申します。こちらがマカロニさんで……」 挨拶の途中で… 町長さんが… 「すまない! マカロニさんの娘さんが昨日から行方不明なのは知っていた。 これは、私達の町の責任です。 でも、私達にもどうする事も出来ないのです」 「町長さん、詳しく教えてください」 厚揚げ達はカルナーラちゃんがさらわれたかも知れない事情を聞いた。 炎炎山のふもとにあるエン・ボー町は 炎炎山に棲むとされている“サラマンダー”を神と崇めている町である。 半年前…… 町に魔物が現れこう言ったのです。 「サラマンダー様のお子様を返さないと町の娘をさらう…」と、 でも、私達には何の事かサッパリ分からず、そうこうしている間に町の娘達が次々にさらわれてしまったのです。 そして、昨日はマカロニさんの娘さん…… 私達にはどうすれば良いのか…途方に暮れておりました。 「厚揚げさん、貴方は勇者と聞いております。 どうか、マカロニさんの娘さんを助けてください!」 「分かりました。 では、サラマンダーの事や魔物達の事をもう少し詳しく教えてください」 町長や町の者たちは、サラマンダーや魔物達の事を厚揚げ達に話した。
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