走れオカン

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体を動かすのが昔から嫌い だから勿論運動なんか大嫌い 極力歩きたくないから車を停める時も店内入り口の近くに停めるし、家からちょっとした距離は直ぐにチャリに乗る 楽してなんぼ グータラしてなんぼの独身時代…… 『テレビ叩いたらあかーーん!!!』 そして親になり生まれた子供が動き出し、あれ程グータラしていた私は走り出す 『……ああっ!!ちょっと待って!!今何口入れた!?』 やっていた洗い物を放置しまた走り出す 『ふぅ、やっとこれ終わったわ……え、何処おるん?おーーい』 そして部屋中捜し歩く 『危ない!!!そこ登ったらあかん!!!』 また走る 『だから階段はあかんって』 またまた走る 『今日は静かに遊んどるやーん、何して遊んどる……』 落書きだらけになった床を見てダッシュで雑巾を取りに走る あかん、公園行こ…… 『砂食べたらあかんで!!』 親の目を盗み砂や石を食う 『危ない危ない!!あれ今お兄ちゃん達が回しとるから近付いたらあかん!!』 グルグル回して遊ぶ遊具に近付いて行こうとする我が子を必死に止める 『ちょっ!水!!風邪引くって!!』 公園の水道で遊び出す(真冬) 『滑り台?……ちょっ反対から登ったらあかんって!!顎ぶつけんで!!ほらゆーたやん!』 スタンバイしていたが間に合わず 子供にぴったりついて一緒に遊んでいたとしても小さい子は予測不可能な行動をする 子供の年齢が低ければ低い程余計に 『はぁ……ママちょっと疲れたわぁ。一緒にベンチ座ってお茶飲……あかーーん!!!公園から出たらあかんって!!』 そしてまた走り出す こう言った出来事はほんの一部 子育てをしているお母さん達は家でも外でも走り出す事が本当に多いと思う 年子や子供の人数が増えれば更にもっと あれ程運動嫌いだった私が走り出すのも全て可愛い我が子の為 今日も頑張れオカン達 .
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