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「お友達として、お付き合いしています。
そうよね？寿貴先生？」
そう。
ここら辺で、ハッキリさせたかった。
私達のお友達関係を。
これで、本当に友達だって認めるなら、それまでだ。
松村さんのお話も、ちゃんと考えないと…
「…違う。
周。花は渡せない。
俺は…ずっと女嫌いだった。もうずっと、女を避けて生きてきた。知ってるよな？
だから花も、友達だと思おうとしたんだ。
でも、感情は真逆を行く。
仕事中も、気付けば花のことを考えている。
仕事が終わったら、真っ直ぐ花のいる家に帰りたくなる。花が他の男と話しているのを見るだけでも嫌だ。
コーヒーハウスで、皆んなに笑顔を振りまいているのも見たくない。
花が大事なんだ。
だから、花は渡せない。」
「……‼︎」
「……お前……」
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