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「あ、あの、私は完全に部外者ですが、もちろん偏見は持っていませんし、こちらで耳にした事を口外する事もありません。
ただ………個性、なんじゃないでしょうか？
LGBTだったとしても。
あと、女性嫌いなだけだったとしても。
今は多様性の時代ですし、全ての人に理解してもらう必要はないと思うんです。
でも、さっきから拝見していたら、桜川センター長の、きっと最も大切な人の1人である美咲さんは、あなたの味方です。どんなあなたでも受け入れられる器と愛情をお持ちです。家族はいつでも唯一無二の味方だと思うんです。
正直、羨ましいですよ。
私は一人っ子なので。
こんな風に心配してくれたり、理解してくれたりする兄弟はいませんから。
でも、美咲さんが本当に心配されている事は、ちゃんと伝わっていますよね？」
「花ちゃん……」
あー………まずい。
センター長、端正なイケメンのお顔なのに、くっきり眉間に皺が寄ってるよ…
言いすぎた？
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