冬の花

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 赤と緑に煌めくイルミネーションの中、私は君と足を進める。君に合わせて、少し足を早めながら。  少し歩いたところで、誰もいない公園が目に留まり、私達は自然とその公園に導かれてゆく。  そして、少し錆びたベンチに腰掛け、「疲れた」と大きめの息を吐く。  不意に私の顎に、君の指の柔らかい感触がして、それと同時に顔が君のもとへ引き寄せられる。  そして、私達は、甘い甘いキスをする。  ここまでが妄想。
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