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これは勇気とは言わないのかしら?
三人の誰もが心配そうな顔になってる。
傷害罪になったりして……?
「わたし……悪いことした?」
「そうじゃないけど……。みのちゃんらしくないかなって」
環ちゃんが眉を寄せた。
どちらかと言うと、私の性格は地味でおとなしめ。
彼女たちには普段の私からは想像できない大胆な行動だったに違いない。
鈴村みのが突如、勇ましい女に変身したのだから。
「みのちゃん、明日の朝の電車は時間をずらしたほうがいいよ」
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