1. ランチタイム

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環ちゃんが言うと駒野さんも黙って何度も頷いている。 「そうだね。みのちゃんの顔は知られてる、に」 片平さんが真剣な表情で付け加えた。 彼女たちの親切な助言に怖くなった。 確かに痴漢犯は私の顔を覚えてるかもしれない。 午後は翌日の楽しみだけを考えて過ごした。   翌日は朝の通勤を無事に終われば、夕方からは待ちに待ったコンサートがある。
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