ノーと言える日本人

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 自分は自称「ノーと言える日本人」である。  問題場面に遭遇した時、あるべき姿をきちんとイメージしていれば言える。  ただ押しが強いのではなくて、問題を具体的に解決しようとしているかの違いである。  また、何をもって「解決」とするかを決めているかも分かれ目になる。  例えば、電車の乗車マナーのキャンペーンを張るときに、 「皆で席を譲りあいましょう」  と呼びかける程度では効果が薄い。  もっと具体性のあるキャッチが必要である。 「あなたの思いやりが、誰かの思い出になる」  という優れたコピーもあった。  個人的な目標を立てるなら、 「妊婦や障害者が近くにいたら席を譲る」  という具合に、対象と状況を明確に決めるべきである。  お年寄りに席を譲ろうとするときには、トラブルが起きやすい。  「お年寄り」の定義が主観的だし、年齢が同じでも足腰の強さはまるで違う。  80代でも毎日2万歩、歩いて畑仕事もしている人もいるくらいだ。  プライドを傷つける可能性もある。  だから自分なら上記のように目標を立てる。  想定外の場面では、その時考えればいい。
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