Episode.03

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「「お悩み相談会?」」 華の金曜日の昼下がり いつもの3人でご飯を食べていれば、虎ちゃんがいきなり不思議な単語を口にした。 「なんか社長がやってるらしいぜ?男心も女心も分かってるとかですげぇ人気なんだと」 虎ちゃんの話を聞いて、私は思わず口をあんぐり開ける。 お悩み相談会って… なに、あの人今そんなことまでやっちゃってるの…? 「ほら、蜜香ちょうどこの前なんかで悩んでたじゃん。相談してみれば?」 いや、いきなりそんなこと言われても… 第一、あのとき悩んでたのは社長が原因だし。 「私はいい、かな…」 ごめん虎ちゃん。 せっかくだけど、さすがの私でも悩みのタネに相談はできないよ。 「えー蜜香彼氏との悩みとかもないのー?」 ゆめは不思議そうな顔でそう言って私に視線を向けるけど。 …さすがに仮にも旦那にそんな相談もできないっしょ。 「んー、今のとこはないかなあ」 「相変わらず蜜香は彼氏とラブラブで羨ましい!ふられたね、どんまい虎竹!」 「おいゆめ、ちょっと待て。いつ俺が蜜香に告った!?」 まぁでも正直なところ …悩みがないと言えば嘘になるんだけど。
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