96人が本棚に入れています
本棚に追加
「ちょ…っと、社長!」
「…うるさい」
社長は私の両手をいとも簡単に抑えつけ、外したネクタイで手首を結ぶ。
「本当なにやってるんですか…!やめてくださいってば!!」
「…いい眺め」
ネクタイで縛られた私の両手は、頭上で彼に抑えつけられて。
くっそ…このオネエ野郎…
「社長!本当いい加減にしないと殴りますよ!?」
なんて強く言ってみるけど、今の社長に私の声が届く気配もなく。
「だからうるさいって…それともこの口塞がれたいの…?」
社長は長い指をペロリと舐め、私の唇にそれをツーッと這わせた。
「…っ」
そのまま社長の大きな体の影が、私にゆっくりと覆い被さって。
「しゃちょ…っ」
「もう黙って」
…やばい、キスされる!
最初のコメントを投稿しよう!