Episode.02

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「ちょ…っと、社長!」 「…うるさい」 社長は私の両手をいとも簡単に抑えつけ、外したネクタイで手首を結ぶ。 「本当なにやってるんですか…!やめてくださいってば!!」 「…いい眺め」 ネクタイで縛られた私の両手は、頭上で彼に抑えつけられて。 くっそ…このオネエ野郎… 「社長!本当いい加減にしないと殴りますよ!?」 なんて強く言ってみるけど、今の社長に私の声が届く気配もなく。 「だからうるさいって…それともこの口塞がれたいの…?」 社長は長い指をペロリと舐め、私の唇にそれをツーッと這わせた。 「…っ」 そのまま社長の大きな体の影が、私にゆっくりと覆い被さって。 「しゃちょ…っ」 「もう黙って」 …やばい、キスされる!
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