ただ好きで

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『そうか…信じるよ。で?どうすればいい?』 「んー、何もしなくていい。ジムで一緒に汗を流して、たまに飯に行く」 『あなたはそれでいいのか?セックスしなくても?』 「そりゃ、あなたが好きなんだから欲しいよ。でも待つって決めたんだ。だからあなたを想って自分でするのは許して欲しい」 『ククッ、いいよ。許す。俺もそうする』 「自分ではするんだな」 『溜まるからな、ただ扱くだけだ。何も知らないから想像するものもなかった。でも次はあなたの匂いと顔を思い出す』 「見たい、俺を想ってあなたがイくとこ」 『……いいよ』 「へ?」 『いいっつったんだよ。そもそもそれぐらい出来ないと、気持ち悪いとか、嫌だとか…その…そう言う意味であなたが好きなのかわからない』 「確かに…」 『明日、休みなんだろ?予定は?』 「予定は何も入れてない」 『そうか…うちに来るか?泊まってってもいい』 「いいのか?こんな野獣連れ込んで」 『信じてるから…』 「ふ…頑張るよ」 ピー、ガチャ 『どうぞ』 「いいとこ住んでんな」 『そうか?まあ…職場もここだからな。なぁ、抱きしめてくれるか?』 お茶飲むか?と同じトーンで聞いてくるから、ビビる。 「ああ…来いよ」 俺は両腕を広げ、この人を抱き込む。 『ふぅ…この匂い…クセになる。シャワー浴びたら消えるかな』 「ジムでシャワー浴びて来た」 『じゃあ、これが通常仕様か』 「あなたの髪もいい匂いだ」 『俺も出かける前にシャワー浴びた』 「大我…俺の名前。友達でも名前ぐらい呼ぶだろ?」 『大我…俺は星矢』 「星矢…キスしても?」 『ああ…』 ちゅ… 焦るな、相手はノンケどころか何もかもが初めてだ。 軽いけど甘いキス…止まらない…
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