変身!お助けヒーローママン!

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 だから私は時々ママが食べさせてくれる甘くておいしいお姫様のカレーをとってきて「そのカレー嫌だ。私はこっち食べる」とヒーローママンにチンしてってお願いした。ヒーローママンはそれじゃ手抜きだから、栄養がっていっぱい言ってたけど「ママは疲れてねんねしてもこれを食べさせてくれたもん」って泣いたら、ヒーローママンは変な顔をしながらチンしてくれた。  ママに会いたい。  ヒーローママンは嫌だ  お腹いっぱいになって眠って起きたら、時計の針が9のところにあった。お風呂も歯磨きも8のところで終わってなきゃいけないから私は泣いちゃった。 ヒーローママンはすぐに駆け付けてくれた。お風呂も歯磨きもまだだって泣いたらお風呂に入れてくれた。でも熱くて私は泣いちゃった。「おかしいな、いつもの温度だぞ」ってヒーローママンは言うけど私はわからない。ママが触るスイッチのところがいつも39なのに今は41なのしかわからなかった。  歯磨きも、すごくすごく痛かった。カレーの時のようにピリピリしたんだけど、なんだかスーっとして痛かった。 「ママがいい! ママがいい!」 「ほら、ちゃんと歯磨きしないと」 「いつもママがしてくれるもん。一人じゃできないもん!」 「はぁ……こんなに大変だなんて……」 「ウンチでる」 「わぁっ、トイレトイレ」 「お尻一人で拭けない」 「ええ? そこまでしないといけないの? できるだろう」 「おててにウンチついちゃった」 「もう4歳だろ、一体アイツは何をして……ハァ、しっかり洗わないと」
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