❄⛄🌸

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 つよくそう思った。 「ほら、どうぞ?」  うながされて、自分のくちばしより大きな小枝を、おねえさんの手から、たいせつにたいせつに受け取る。  それはぼくにとって、季節外れのクリスマスプレゼントだった。  ――ありがとう。  かんしゃをこめて、ひと鳴きするかわりに、くいっと首をかしげる。  おねえさんも「どういたしまして」と顔をほころばせた。  巣もいよいよ完成だ。奥さんも待ってる。がんばろう。  この小枝は、最後の最後にかざるね。  赤ちゃんがうまれたら、巣まであんないするから、見にきてね。  また会おうね。  今日の天気みたいに晴れやかな気持ちで飛び立ったぼくを、おねえさんはいつまでも見送ってくれていた。
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