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9/20  気分はそんなに悪くない。  けど、結局連日深酒している。    とりあえず、毎晩何杯飲んでいるかを妻にメモしてもらうことにした。  それで、どれぐらいで酔えるのか検証している。  少しでも減らせればいいなぁと思っている。  昨晩は嫌な、というか変な夢を見た。  例の作業所に戻れるんじゃないかという期待が強すぎたようで、僕が作業所に一年経った今戻るという夢。  そこにはもう僕の居場所はなくて、友達も仲の良かった人も少なくて、みんなにいじめられるような嫌な場所になっていた。  そして、僕が一番慕っていた男性スタッフにこう言われた。 「味噌村さん、ここに来るのは間違っていると思います」  とてもリアルで、彼がいいそうなセリフだった。  そこから急に映像が切り替わると、現実にあったシーンに切り替わる。  僕が作業所に不満が出て、ちょっと運営側とケンカぽくなったときのこと。  スタッフがそれを聞いて、僕の肩に触れてこう言った。 「味噌村さん、ダチとしていいます。出ていってください」    これはきっと僕は死ぬまで忘れないセリフだと思う。  『ダチとして』という言葉が胸に深く突き刺さった。  彼はまだ友人として僕を認めてないといったが、彼自身、きっと僕のためを思って、上司や組織関係なく、一人の人間としてアドバイスしてくれたんだと、僕は思った。  その実際にあった映像が何回も何回も繰り返し、続く。  僕の肩に彼が触れる度に「ダチとして」「ダチとして」「ダチとして」  永遠に繰り返される。  夢の中でも僕は思った。  きっと、僕は未だに彼のことを友として大事に思っているから、こんな暗示のように「来ちゃダメです」と繰り返すんだと。  目が覚めると、とても胸が痛かった。  もう会うこともないと感じると、寂しさを感じる。    でも、それはそれ。  僕はきっとこの痛みもいつか、作品に変えてやるとポジティブに考えている。  ではまた!
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