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第1話 謎の力
「よしっ。やっとここまで追い詰めた!」
「え、えぇ そ、そうですが、こちらもだいぶやられています。」
「お、おのれえ」
「皆さん。私達の人生もここで終わりみたいです。なので最後にやると決めていたあれをやりましょう。」
「は、はい。そうですね。でも少し怖いです。」
「大丈夫ですよ。私がついています。」
(何だ?こいつら何を始めようってんだ?)
「やりますよ。皆さん!構え!」
「お前ら、隊形を整えろ!何かが起こるぞ!」
「はっ。どうせ最後の悪あがきだ!」
「神よ!私達の命、お使い下さい。」
ブシュッ
「ギャァァァ」
「か、神よ……。」
「何だこいつら自害しやがった。」
(何だ?何が起こったんだ?だめだ、頭が追いつかねぇ)
「と、とりあえず外へ出るぞ!城へ帰還だ!」
「たっ、隊長!しっ、城がぁぁぁぁぁ」
「どうした!」
「しっ、城がこっ、攻撃されています。」
「どこの国からだ!」
「国ではありません。めったに見ない、奴らです。」
「えっ?」
「それも多数います。」
「助けに行きましょう!いや、無駄だ!」
「助けに行ったところで、1500人では、役に立たない。それに王は、もう死んでいるかもしれない。」
「なっ、なぜ?」
「城に攻め行ったらまず、王を殺すはずだ!」
「だ、だから我々は、ここで黙って見ていることしかできんのだ!無念だが、あ、諦めよう…。」
「じゃあ、我々は、どうするんですか!」
「王の敵討ちをするまでだ!」
「おぉ、敵討ちをするんだ!」
「お前らもか…。」
「お前は……。ジャイアント!」
「あ、あぁ。久しいな。」
「そ、そうか…。お前らもか…。」
「あ、あぁ。俺らもやられちまった…。」
「お前ら…、一緒に擬人達を倒さないか?」
「えっ…い、いいのか?」
「あぁ。仲間が多いほうがいいからな。」
「わかった。お前らについていこう!」
「あぁ。ありがとな。」
「よしっ!ここから、擬人共を蹴散らすぞ!」
「ウオォォ!」
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