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「ご苦労さん。裏口はあっちかい?」
現場に着いた俺は、バカ丁寧に敬礼をする新米警官に尋ねる。
「はっ、左様であります!しかし、あの…」
コーギー顔のポリスメンは顔を傾げると
「ひとがたで大丈夫でありますか…?自分はその様に聞いておりませんが…」
「時代遅れなのさ、俺は。それに」
後ろ手に手を振りつつ俺は
「宣伝するほどのモンでも無えさ」
やれやれ
また上層部の奴等が伝説の魔獣うんたらとか吹き込んでやがる。
KEEP OUTのロープを越えると、俺は携帯を構えつつドアノブを回した。
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