みんなタダにする

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 「プロになる」とは、文章を書いていて、有料記事や有料マガジンにしていくことだろうか。  あるいは本を出版して書店や、通販サイトに置かれることだろうか。  電子書籍をAmazonや、出版サイトから発行することだろうか。  このように自問自答をしていると、インターネット上で、無料サービスで商売が成り立っている事例に行きついた。  身の回りには、タダの物があふれている。  元々、  空気はタダ。  陽の光もタダ。  散歩も、ジョギングもタダ。  整体も、自分でやるからタダ。  ネットもフリーWi-Fiでやればタダ。  だから、小説もタダにする。  ここが基本的なスタンスで、生計を立てる術は後で考える。  ずっと出版社を通して小説を書いていた方が、 「出版業界は激変した」  と仰っていた。  激変したのだから、印税暮らしを夢に描いても絵にかいた餅だろう。  これからの作家の在り方を、誰よりも早く考えなくてはならないと思っている。
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