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「えぇ!? と、泊まる!?」
伯父さんは人差し指を立てて笑った。伯父さんの家は昔何回か行ったし、広くていいんだけど……急すぎないか?
「ま、待ってくれ! まだやるって決めた訳じゃないし、それに両親も何て言うか……」
「大丈夫だよ、美世!」
「ええ、お母さん達のことは心配しないで! 安心して行ってらっしゃい!」
「お父さん! お母さん! い、いつの間にいたんだよ!? てか軽っ!!」
いきなりドアを開けて微笑む両親に、私はどこからツッコミを入れたらいいのかわからなくなった。
「お父さんもお母さんもああ言ってるし、後は美世ちゃん次第だよ。あ、アルバイトって言っても毎日毎日ある訳じゃないし、日にもよるけど普段はそんなに仕事がないから、あまり稼ぎにはならないかもしれないけど……」
「うーん……」
そんなに稼げないのか。生徒会長の仕事……よく生徒会がメインのアニメや漫画はあるけど、現実の生徒会って何するんだろ? やっぱりめんどいよな……いやしかし……
『逃げたっていいよ。ただし、その分他のことで頑張りなさい』
……うん、そうだな。
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