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「攻撃が通っていないのか!?」
「はい、敵艦は無傷の模様」
重なるように「護衛艦Gー32、轟沈」と損害報告がされる。
そのような中、神田大佐と観測員のやり取りを聞き、ジョンソン艦長は言った。
「新型のバリアだ………」
「え?」
ジョンソン艦長は説明を加える。
「恐らく、敵国は、一年前から半年間行われた遭遇戦の結果から、実弾に対応できるバリアを開発したのだろう。従来の戦闘方法では、恐らく歯が立たない」
「じゃぁ、どうすれば」
「逃げるしかないのでは?」
神田大佐はそれを聞いて、「残存艦艇は?」とCIC要員に報告を求めた。
「本艦含め、護衛艦が5隻ほどです。あとは、先ほどの攻撃で轟沈しました」
「……潮時ですね」とジョンソン艦長。
「そうだな」
神田大佐は、息を深く吐いた後に言った。
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