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「ははっ、ごめんね夏奈ちゃん。ちゃんと振り仮名書いておいてよ園長、間違えてしまって恥ずかしいじゃん」
アキラは園長を肘でつついた。
「ごめんごめん、忘れちゃってて。アキラちゃんなら読めるかなーって」
笑い声が廊下に響く。夏奈はつい、自分に感情の一部が欠落しているのを忘れて、満面の笑みを浮かべた。
「じゃあ夏奈ちゃん、ここからは会長の私が学園の紹介をしていくね!」
アキラに腕を掴まれ、夏奈は早足で後をついて行った。
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