エリートの俺にも裏がある

俺の名前は高杉天

成績優秀、スポーツ万能で学生時代はモテモテで更に男子からも好かれる人気者だった。
そして大学も一流、就職した会社は超一流のエリート人生。つまりは世に言う勝ち組の人生を送っている。

学生時代も会社でも周りから頼られ、そしてついたあだ名がパーフェクト
何でも完璧にこなす僕としては、これ以上にない嬉しいあだ名だ。

しかし、そんな僕には他のみんなには知られていない裏の顔がある。
それは悪者を倒すヒーローだということだ。

外はもう暗い。時計は21時を過ぎている。
今日も誰かが僕を呼んでいる。悪者を倒しにいくか。
僕は着ていたパジャマを脱ぎ捨てて、赤いスーツに茶色のマントを身に付け、座椅子に座る。

そして、僕は机に置いてあるゲーム機の電源ボタンを押す。
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ゲームのタイトル
『君も今日からヒーロー。悪者から街を守ろう。』　対象年齢6歳

僕が日夜一つの街を守っているということはみんなには知られては行けない秘密だ。

今日も僕の活躍でこの街は守られた。