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そしてふと視線を感じ、俺は顔をあげると目の前の相沢は俺の唐揚げをじっと見つめていた。
「相沢……?どうした?」
「……えっ!?あ、ごめ……、なんでもない!!」
慌てた様子で、相沢はオムライスを頬張る。
(もしかして……)
俺はもしかしてと思い、箸で唐揚げをつまむと、相沢の皿に移した。
「……!瀬尾……?」
「良かったら食べてよ、それ結構美味しいから相沢にも食べてほしいなって……。」
にっこりと笑みを浮かべた俺を見て、相沢は少し恥ずかしそうに"ありがとう"と言い、唐揚げを口に入れた。
(うわぁ、俺の唐揚げを相沢が食べてる。嬉しそう……良かった。てか可愛い)
相沢の姿を見て、また脳内の俺が騒ぎ始めた。
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