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すると突然、唐揚げを幸せそうに食べていた相沢がばっと顔をあげる。
「……っ、どうした?相沢」
「俺だけ貰うのも悪いし……良かったら瀬尾もこのオムライス食べてみてよ……!」
そう言いながら彼はあろうことか、オムライスののったスプーンを俺に向けて差し出した。
(……えっ!!!???)
嬉しさ9割、驚き1割の俺は何とかその感情を悟られないように、ぱくりとそれを口に含んだ。
「……んっ、美味しい。ありがとう、相沢」
「おう!」
嬉しそうに笑う相沢に俺の頭は噴火寸前だった。
(あぁもうっ、可愛い!!!!!!!!!)
可愛すぎて辛いとはこのことである。
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