一話【可愛いひと】

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暫くして、昼を知らせるチャイムが社内のフロアに響き渡った。 それを合図に俺はすぐに立ち上がると、そそくさと食堂の方へと向かった。 食堂に着くと、ちらほらとKyoShinの社員が座っていた。 (今日はどうしようかな……) メニューが書いてある看板を見ながら、俺はううん…と唸る。 (いつも頼んでるオムライスか、冒険してみるか…) 俺が悩んでいるといつの間にか、後ろに他の社員達が並んできていたので、結局いつも通りのオムライスを頼むことにした。
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