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(瀬尾、もう席決まってるんだ……)
俺は少しがっかりしながらオムライスを食べ続ける。
女性社員の元には行かなかったものの、瀬尾と俺がお昼を一緒にする確率は低い。
(瀬尾とお昼一緒が良かった……かも)
俺がそう思った瞬間、突然近くで瀬尾の声が聞こえてきた。
「お疲れ、相沢。ここ座っていい?」
「……ぅえ?あ、お、おつかれ」
いきなり瀬尾が目の前に来たので驚きで声が裏返ってしまった。
そして、いいよとは言わずに肯定の意味として小さく頷くと、瀬尾はにこにこ笑いながら席に着いた。
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