眼には眼を、歯には歯を

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「ほら会長。サインしてくださいよ、ヒロたちも私もこの人と一緒の空間に居たくないので」 「……チッ。おい小牧、二度とこんな騒ぎ起こすんじゃねえぞ。何度も言うがテメェはさっさと親衛隊辞めろ」 小言めっちゃ言われる。 けど俺、無視するってさっき結論出したので。 「サインありがとうございました!ではさようなら」 あははー。視線が痛いし早々に退散だ。 態度が流石に悪すぎたのか生徒会達の顔にお怒りマークが現れ始めた。説教なんか聞きすぎてて耳おかしくなるから帰ります。 「…………わ、あれ。龍成?」 「え、七宮っ?!」 帰ろうとドアに手をかけた瞬間向こうからも扉が開いて、そこには見慣れたイケメンが。 俺の出会いって扉から始まる確率高いね。 「なんで生徒会室に」 「コイツらにちょっと野暮用。龍成は?何が好きでこんなとこ来たのさ」 「……あー、反省文出しに」 「…ああ。なるほど?大変だね、ド偏見生徒会の相手すんのは」 「──あ゛?」 そうか、生徒会と風紀って仲悪いんだったなそういえば。 じゃあ七宮と鉢合わせるのってもしかして俺も災難?しかもなんか七宮キレてない?ちょっと早口な気が。 え、大丈夫じゃないかも。 「おいコラ副風紀委員長サン、黙って聞いてりゃ俺らの悪口言い過ぎじゃない?」 「わあ〜、これはこれは本宮会計。…でもアンタらが悪いんだよ?なんでもかんでも勝手に決めつけて」 「私たちがいつそんなことをしましたか?制裁の件でしたら、そこに居る本人より事実確認は取れていますが」 「「そーだそーだっ!」」 「……はー。ほんっとにさ、君らみたいなのが学園のトップだと思うと吐き気がするよ」 ………………七宮サン??? 完全にイッちゃってるよね。 普段の温厚さどこ行ったよ。 「……あのー…七宮?落ち着けって、」 「龍成も。反論ぐらいしろよ。龍成だけが悪者って業を背負ってんの、お前が良くても俺がやなんだよ」 「っ、」 「それと、「今日も来たぞ〜〜〜!!!!」……るっさいな、…ああ。毬藻転校生じゃん」 最悪なタイミングで春野くん登場。 ───お前はトラブルメーカーなのか?????
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