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闇のメンバー
僕は大学病院で医者をしている。担当医は外科医だ。
人の命を救うのが僕の仕事だ。
命は尊い。しかし、時に命は脆い。
いくら努力しても救えない命もある。
何度そういった経験をしたことか。
そして僕は医者以外にも、もう一つやっていることがある。
僕には人には言えないあることをしている。
一人ではやっていない。
他にもメンバーがいて、お互いコードネームで呼び合っている。
ちなみに僕のコードネームは『キング』だ。
グループのリーダーをしていて、グループをまとめている。
みんな、本名は名乗らず活動している。
その活動は『闇取引』だ。
そう、僕は闇取引に手を出しているのだ。
例えば、麻薬取引や金銭取引の手配など様々な違法取引に手を出している。
メンバーで役割分担し、闇サイトを使って収集した廃人達を利用し、直接取引をさせている。
メンバーの構成は様々だ。
システムエンジニアや大学生、高校生と名乗る人物もいた。
メンバーと言えどもそいつらの素性はほとんど知らない。
一つ言えることは、僕を含む全員がただ者ではないということだ。
直接会ってみたいと思ったことはあるが、もし万が一バレるようなことがあると
人生終わりだ。それだけは避けなければならない。
僕たちはとある依頼を受け、大きな仕事をすることになった。
もちろん、その仕事も闇取引の仕事だ。
僕たちは仕事を始める前、念入りな計画を立てる。
計画を立てる時は海外のサーバーを使ってミーティングを行う。
僕を含めメンバーは5人いる。
リーダーである僕はいつも進行係をしてまとめている。
部屋に入り、パソコンを開いてミーティング情報を他のメンバーに招待する。
「さて、始めるか」
招待情報をメンバーに送り、ミーティングが開催をした。
闇取引の計画プロジェクトの始まりだ。
キング:「みんな、聞こえているかな?」
●●●:「ああ。聞こえている。」
▲▲▲:「う、うん。聞こえてます」
★★★:「はーい。聞こえてるよー」
◆◆◆:「きっ聞こえてます」
キング:「オーケー。ならこのまま計画を立てていくよ」
キング:「今日はある取引の依頼だ。中身は分からないがある物を依頼者まで届ける仕事だ」
●●●:「なんだ。そんな簡単な仕事か」
キング:「おい、スペア。どんな仕事でも気を抜くな」
スペア:「分かりましたよ。キングは心配性なんだから」
★★★:「ちょっと、スペア。いちいち煽らないでもらえる?」
スペア:「はあ? そういう君は僕に喧嘩売るつもりか? クイーン」
クイーン:「何よ。やる気?」
キング:「おいおい、ここで仲間割れするなよ。始めるよ」
いつもミーティング前はスペアとクイーンがこうやって喧嘩を始める。
面倒な奴らだが、腕は確かな奴らだ。
キング:「よし、計画を話すぞ」
キング:「今回の仕事はさっき話した通り、ある物を依頼者の元へ届ける事だ。それも海外から日本へ持ち運ぶ」
クイーン:「海外から? もしかして輸送を狙うんじゃないわよね?」
キング:「さすがクイーン。察しがいいな。でも今回は輸送を狙う分けではない」
▲▲▲:「えっえっと。それはどういう?」
キング:「今回は輸送トラックではない。もうすでに空港にそのターゲットは到着している」
スペア:「なら今回はそのターゲットをいかに税関に引っ掛からずクライアントに引き渡す。ということだな?」
キング:「ご名答。さずがスペアだ」
◆◆◆:「なっなら、セキュリティの突破が必要という事ですよね?」
キング:「ジョーカー。今回はすごい積極的だね」
ジョーカー:「前回、足を引っ張ってしまったので……。」
クイーン:「確かに前回のあれはないわー。今回は勘弁してよー」
ジョーカーは前回、計画通りに動けずメンバーに迷惑をかけた。
ジョーカー:「すっすみません」
キング:「気にすることはない。計画をうまくいったんだし、君もよくやってくれたさ。」
スペア:「ふっ。どうだかな」
ジョーカー:「……。」
キング:「とりあえず、今回のカギはセキュリティだ。セキュリティに強い
スペア:「僕に突破できないセキュリティーはないからな。他の奴らが足をひっぱらなければだがな」
クイーン:「ちょっと。私たちのこと言ってるわけではないわよね?」
スペア:「お前ら以外に誰がいるんだよ」
▲▲▲:「けっ喧嘩はダメですよ?」
キング:「ジャックの言う通りだ。喧嘩はよせ」
クイーン:「スペアがまた煽ってきたからでしょ?」
スペア:「間違ったことは言っていない」
キング:「スペア。みんなのモチベーションを下げるような発言をするな」
スペア:「はいはい。リーダーはあんただ。キング。」
スペアのような人間は僕の職場にもいる。
ネガティブな発言をして周りを振り回す。まとめるのがいつも大変だ。
キング:「はぁ……。とりあえず、どうセキュリティー突破する? スペア、何かアイディアはあるか?」
スペア:「そうだな。税関は金属探知機装置で危険物のチェックと荷物検査の二重チェックがある。そのセキュリティーをまずは突破しなければならない」
ジョーカー:「確か日本の税関って、金属探知機装置と同時に荷物チェックと身体チェックがありますよね?」
ジャック:「たっ確かに……」
スペア:「今回は我々全員がミッションに挑まなければいけない。いつもみたいに金にホイホイついてくるバカは使いえない」
今回のミッションは、いつものようにはいかないとメンバー全員が察した。
キング:「よし。スペアがそう言うなら仕方ない」
クイーン:「でももしミスったら、みんな刑務所行きよ?」
キング:「そのためにしっかり計画をしていくんだ。みんな頼むよ」
ジャック:「やっ役割分担しなきゃですよね?」
スペア:「そうだな。ある程度は構成はイメージしている」
キング:「スペアは仕事が早いな」
スペア:「まずはそのターゲットを最初から最後まで責任を持って届ける役だ。それはキングが望ましいだろう」
キング:「そうだね。それは僕が担当するよ」
スペア:「あとは税関のなりすまし人物。それには2人は必要だ」
キング:「2人かー。そうだな。クイーンとジョーカーはどうだ?」
クイーン:「私? まあいいけどー」
ジョーカー:「分かりました」
クイーン:「しくじらないでよー? ジョーカー」
ジョーカー:「頑張ります……」
キング:「なら、2人に任せるよ」
スペア:「あとは、もう一人キングの付き人役は必要だ」
キング:「付き人役? なんでだ?」
スペア:「ターゲットを他にも狙っている奴がいたら、混乱を引き起こしかねない。それを避けるために周りを監視する奴が必要だ」
キング:「なるほど。なら、付き人役はジャックになるかな」
ジャック:「わっ分かりました。よろしくお願いします」
キング:「うん。よろしくね。ジャック」
スペア:「俺は金属探知機装置をハッキングし、スムーズにターゲットを持ち込めるようにする」
クイーンがここでスペアを煽った。
クイーン:「なによ。あんたが一番安全じゃない」
スペア:「ハッキングできるのは俺だけなんだから当たり前だろ」
キング:「そうだな。スペアにしかできない仕事だ。頼むよ」
クイーンはいつもスペアに喧嘩を売る。クイーンの詳しい素性は知らないが、
有名なアイドルで現在は高校に通いながら、芸能活動しているらしい。
今回の仕事で初めて顔を合わせることになる。
クイーン:「まあ、いいわ。それでどうやって連携するのー?」
キング:「そうだね。ここから僕の番だね」
僕はある程度、計画の流れを把握したら細かい段取りを作り上げるのが得意だ。だいたいスペアが概ねの計画を立て、そこから僕が段取りと手配を進めていく流れだ。
キング:「まずは税関専用の無線を仕入れて、その無線機で連絡を取り合う」
ジョーカー:「キングさん。どうやってその無線を仕入れるのでしょうか?」
キング:「その辺は大丈夫。僕の知り合いでなんでも作れる機械職人がいるんだ。そいつに頼み込めば、そこは解決する」
ジョーカー:「さすが、キングさんすね。人脈の広さは健在ですね」
ジョーカーは僕に憧れているらしい。僕のようになりたいと闇サイトで知り合い今のメンバーに僕から誘った。ただジョーカーは少し気を付けなければならない。
スペア:「ホント。キングの人脈の広さにはいつも驚かされる」
クイーン:「あら、スペア。今日は素直ね」
スペア:「俺だってすげーって思うやつはそう思うんだよ。いちいちムカつくな。」
クイーン:「あんたも意外と可愛いところあるじゃない」
スペア:「ちっ。」
ジャック:「ぜっ、税関の、なっなりすましは、どっどうやって?」
キング:「そこも問題ない。その空港でその日の税関メンバーリストをスペアにハッキングして入手してもらい、その身分証を手配する」
ジャック:「なっなるほど。そっそれなら、あっ安心ですね」
キング:「うん。だからクイーンもジョーカーも安心していいよ。だから、スペア。その日の税関メンバーリストの入手頼むよ」
スペア:「ああ。了解」
キング:「それじゃ、また計画書は僕から送るよ。今日はここまで。みんな、よろしく」
スペア:「ああ。」
クイーン:「はーい」
ジョーカー:「了解です」
ジャック:「はっはい」
この計画から僕たちがあんなゲームに巻き込まれるとは誰も予測していなかった……。
◆◆◆計画当日◆◆◆
時刻は現在、13時6分。
無線のノイズが耳に伝わった。
???:「……」
キング:「誰だ?」
スペア:「俺だ。こちらの準備は完了だ」
クイーン:「私たちもオッケーよ。ジョーカーも一緒よ」
ジョーカー:「はい。あっあの……」
キング:「なんだ? どうした?」
ジョーカー:「あのクイーンさん。あなた超有名なアイドルじゃないですか。もう仕事どころじゃないんですけど……」
スペア:「おい。私情をはさむな。ミスれば全員終わりだぞ。」
ジョーカー:「すっすみません」
キング:「世間話は後にして、計画を手筈通りに行くよ」
僕とジャックはクライアントと待ち合わせしている場所まで向かった。
ジャック:「キングさん。今回のクライアントはどういった人なんですか?」
ジャックは僕に周りに怪しまれないよう聞いた。
キング:「それがあまり情報を教えてくれなかったんだ。名前も知らない」
ジャック:「そうなんですか。でもこの世界ではよくあることですよね」
キング:「まあそうなんだけど。今回はあまりにも情報が少なくてね」
ジャック:「……。」
キング:「さて、そろそろ待ち合わせ場所に着くよ」
無線を使って、メンバー全員に報告する。
キング:「僕とジャックは受け取り場所に到着」
スペア:「了解」
真っ黒なスーツとサングラスをかけた男性が近づいてきた。
???:「キングか?」
キング:「ええ。そうです」
???:「これが例の物だ」
トートバックぐらいのアタッシュケースを渡された。
キング:「了解しました」
男は名乗りもせず、ターゲットだけを引き渡しその場を去った。
ジャック:「キングがターゲットを受け取り完了。これから税関へ向かいます。」
クイーン&ジョーカー:「了解」
スペア:「ジャック、税関へ向かう途中周りの監視を徹底しろ」
ジャック:「了解です」
キング:「さて、もうそろそろ金属探知機装置地点に到着」
スペア:「クイーン、ジョーカー。キングの前にいる客で時間稼ぎを頼む」
クイーン&ジャック:「了解」
クイーン:「キングの姿を確認」
ジョーカー:「同じく確認」
キング:「クイーン、ジョーカー。手筈通りに頼む」
クイーンとジョーカーは僕の前の客で時間稼ぎを始めた。
クイーン:「すみません。金属探知機装置で何か遺物混入が確認できましたのでお荷物の中を確認させていただきます」
ジョーカー:「荷物確認の間、身元確認させていただきます」
キング:「スペア。ハッキングを頼む」
スペア:「了解」
スペアは金属探知機装置を数秒でハッキングした。
スペア:「ハッキング完了。クイーン、ジョーカー、もういいぞ」
クイーンとジョーカーは無線で確認して、時間稼ぎをやめた。
クイーン:「金属探知機装置の誤作動でありましたので、このままお進みください。大変、ご迷惑をお掛け致しました」
キング:「みんな。税関を通るよ」
アタッシュケースをゆっくり金属探知機装置に乗せた。
ジョーカーが身元チェックをし始める。
キング:「君がジョーカーか。優しそうな顔してるね」
ジョーカー:「キングさんに会えるなんて光栄です」
スペア:「金属探知機クリア。このまま進め」
キング:「了解。」
僕は税関をクリアし、待機所へ向かった。
キング:「みんな、ご苦労。この飛行機で僕はこのまま日本へ戻る」
スペア:「ああ。お疲れ」
クイーン:「お疲れ様。疲れたわー」
ジョーカー:「お疲れ様でした」
ジャック:「お疲れ様です」
キング:「それじゃ、また連絡する。みんなも気を付けて帰ってね」
僕は飛行機で日本へ帰国した。
空港に到着後、ターゲットをクライアントに引き渡すために待ち合わせ場所で待機していた。
しばらくすると、前と同じ男性が近づいてきた。
???:「キングか?」
キング:「はい。例の物です」
???:「確かに、受け取った」
キング:「これでミッション完了です。報酬は今月末までにお願いします」
???:「もちろんだ。それともう一つ依頼をしたい」
キング:「ええ。なんでも引き受けますよ」
???:「ここでは話せない。一緒に来てもらおう」
キング:「分かりました」
僕は謎の男に従い、車に乗せられ知らない場所へ案内された。
???:「ここだ。降りろ」
とある廃墟ビルへ案内され、部屋に入った。
キング:「えっ? これはどういう?」
僕が見た光景は、スペア、クイーン、ジョーカー、ジャックのメンバーがくつろいでいた。
キング:「なんで、みんながここにいるんだ?」
スペア:「俺たちもあの後、日本へ帰国した。そこでこいつに呼ばれてここに連れてこられたってわけさ」
クイーン:「せっかく、帰国したらお寿司食べようと思ってたのにさー」
???:「今回のクライアントを紹介する」
男はそう言うと、モニターにある人物が映し出された。
全員が驚いた。
そこに映し出された人物は内閣総理大臣や他の大臣達だからだ。
キング:「何故、内閣総理大臣が……。まさか、僕たちを逮捕しにでも来たんですか?」
内閣総理大臣:「いやいや、そうじゃない。お伝えしたでしょう。貴方たちに依頼をしたいと」
ジャック:「こっこんな僕たちに、なっ何を依頼するんですか?」
スペア:「その通りだ。こんなテロ集団にどんな仕事をさせるつもりだ?」
内閣総理大臣:「前回依頼したターゲットを安全に日本まで運ぶ仕事の延長戦だよ」
キング:「延長戦? ということは前回の依頼もあなた方の依頼だったという事ですか?」
内閣総理大臣:「その通りだ」
クイーン:「それでー? 何を目的に私たちを利用したの?」
内閣総理大臣:「前回のターゲットの中身は、抗ウイルス剤なのだよ。2020年に世界が苦しめられたあの不祥事がまた襲ってくるかもしれないのだ」
キング:「なるほど。それで、その延長戦というのは?」
内閣総理大臣:「この抗ウイルス剤は全世界で50個しか作られなかったものだ。そのうちの一つを我が国は入手し、それを培養していかなければならない。しかし、それには長い年月がかかる」
スペア:「いまいち話の展開が読めないんだが。さっさと結論を言えよ」
内閣総理大臣:「結論を言うと、日本国民の半数以上を抹殺してほしい」
キング:「お待ちください。僕たちは確かに違法取引をいくつも引き受け、完璧に仕事してきました。しかし、殺人を犯したことはありません」
内閣総理大臣:「もちろん。抹殺依頼が目的だが、ただ殺してほしいと言っているわけではない。我が国では優秀な人材だけが生き残ってほしいのが本音だ。だから、君たちのやり方で殺してほしいのだ」
キング:「そんなむちゃくちゃな依頼を引き受けれるわけ……」
内閣総理大臣:「この依頼を断れば、この場で全員死んでもらう」
クイーン:「は? あんたらが勝手に依頼しときながら、断ったら殺す? 都合が悪くなったら殺すとかマジでありえないんだけど」
キング:「分かった。引き受ける」
ジョーカー:「キングさん! 本当にいいんですか?」
キング:「君たちを殺すわけにはいかない」
内閣総理大臣:「さすが、キングくん。話が分かる人で安心しました。あとはその場にいる者から説明させる。では、お手並み拝見ですね。期待してますよ。それでは……。」
モニターが切れ、その男が説明をし始めた。
???:「というわけだ。これから説明を始める」
その男は淡々と話し始めようとする。
スペア:「ちょっと待て。人に物事をお願いする前に、まずお前の名前ぐらい教えろよ」
クイーン:「スペアがその発言をするのはなんだか鼻につくけど、その通りよ。まずあんた誰?」
???:「私は政府の関係職員。まあJとでも呼んでくれ」
クイーン:「なんか普通のコードネームね。つまんな」
キング:「それでJ。僕たちに何をさせようというのかな?」
ジョーカー:「人なんて殺したことも考えたこともないのに……」
ジョーカーは挙動不審になりながら、少し口角をあげて話した。
J:「このパソコンでゲームを開催してもらう。スペア、このパソコンは君に渡す」
スペア:「なんで僕なんだ? 普通キングだろ」
J:「ハッキングはお手の物だろ。闇世界で有名なボムハッカーさん」
スペア:「ちっ。」
キング:「頼むよ、スペア。僕は戦略を立てるよ。」
ジャック:「ぐっ具体的に、どっどんなゲームを開催するんですか?」
J:「そのパソコンを見れば分かる。とりあえず、明日までに作戦を立てろ。開催日は3日後だ。」
キング:「了解した」
J:「さて、生き残れるのかね」
Jは不気味に笑い、僕たちに圧をかけた。
J:「それと、君たちはここで作戦を練ってもらう」
クイーン:「はぁ? 家に帰れないの? ちょっと困るんだけど!」
ジョーカー:「何故、ここに僕たちが閉じ込められるんですか?」
J:「極秘情報を持った人間たちを外に出すわけないだろ。ここには食べ物もたくさん用意してあるし、シャワールームも寝室も人数分用意してある。好きに使え。」
キング:「確かに、全て揃ってはいるが、条件があります」
J:「条件? なんだ?」
キング:「今回のミッション終わっても、僕たちを殺さない。そして、プライバシーも厳重に扱う条件だ」
J:「いいだろう。それは私から上に言っておく。だが、ミッションに失敗したら、もちろん全員死んでもらうぞ」
キング:「分かった。それでいい」
シャック:「きっキングさん。あっ、ありがとうございます」
J:「では、私はこれで。また明日」
Jはそう言って、部屋を出た。
キング:「みんな、すまない。変なことに巻き込んでしまって……」
スペア:「キングのせいじゃない。クライアントが政府関係だったということだけでだ。」
クイーン:「そうよ。仕事に影響しそうだけど。さすがに殺されるのは勘弁だわ!」
スペア:「でもあいつら調子乗り過ぎだな」
ジャック:「あっあまりにも、ひっひどすぎませんか?」
ジョーカー:「キングさん。これからどうするんですか?」
僕はある一言を言って、みんなを驚かせた。
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