一章

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「お前、華山さんとどういう関係なんだよっ!?」 教室にて。 大和が目を大きくさせながら、クラスの誰もが気になっているであろうことを訊いた。 「華山さんを知ってるの?」  「は?知ってるのレベルじゃないだろうが。あの華山さんだぞ!?男子裏投票ランキング圧倒的1位の!!」 ──裏投票。 そんなものがあったとは、と半ば驚きながら、顔を赤くさせ興奮する大和をみる。 「華山さんは、ただの友達だよ。知り合ったのもついこの間だし。」 「“ただの友達”ってなんだよ!ふざけんな!」 怒りを爆発させる大和を目を細めて見る。
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