2人が本棚に入れています
本棚に追加
驚き
「零さん、びっくりです。仕事の同僚の人の胸が偽物でして。あ、酔っ払いの女子」
先にシャワーを終えた宝之華は、突如語り出した。髪も乾かさず、机の対面に座ったものの、前のめりになっている。ので、飲んでいた湯のみを下に下ろす。
「と、いうと?」
「だからー、パット?あれでした!めっちゃでかいんですよ?」
「そういうものがあるんですね」
「いやーまじわかんないですよね?でもー背中にのっかってたんですけどー重かったんですよねー」
「それは、重りのようなんですか?」
「うーんそうかも?あ、でもわかんないや」
「でも、なぜ気がついたんですか?」
「それが!パットが落ちてたんです。しかもー片方だけ落ちてて、両胸の大きさの差がものすごくて、びびりました!」
「それは怖いですね」
「そーなの。怖い!でもさー他の人も怪しくなってきたし。あ、触ったらわかるかな?」
宝之華は自分の胸を触ってみた。
「うーん、人の胸の硬さとか知らないしなー。今度触ってみようかな」
「え、他人のものを触るということですか?」
「うん、女子だし大丈夫じゃないの?あー、でも一流モデルの人だったら失礼かもなー」
「それ以前に、どなたでも失礼ではないかと」
「…そうかもねぇ。でもさぁ、普通はどんな感じがするのかわかんないしなぁー」
最初のコメントを投稿しよう!