驚き

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驚き

(れい)さん、びっくりです。仕事の同僚の人の胸が偽物でして。あ、酔っ払いの女子」 先にシャワーを終えた宝之華(ほのか)は、突如語り出した。髪も乾かさず、机の対面に座ったものの、前のめりになっている。ので、飲んでいた湯のみを下に下ろす。 「と、いうと?」 「だからー、パット?あれでした!めっちゃでかいんですよ?」 「そういうものがあるんですね」 「いやーまじわかんないですよね?でもー背中にのっかってたんですけどー重かったんですよねー」 「それは、重りのようなんですか?」 「うーんそうかも?あ、でもわかんないや」 「でも、なぜ気がついたんですか?」 「それが!パットが落ちてたんです。しかもー片方だけ落ちてて、両胸の大きさの差がものすごくて、びびりました!」 「それは怖いですね」 「そーなの。怖い!でもさー他の人も怪しくなってきたし。あ、触ったらわかるかな?」 宝之華は自分の胸を触ってみた。 「うーん、人の胸の硬さとか知らないしなー。今度触ってみようかな」 「え、他人のものを触るということですか?」 「うん、女子だし大丈夫じゃないの?あー、でも一流モデルの人だったら失礼かもなー」 「それ以前に、どなたでも失礼ではないかと」 「…そうかもねぇ。でもさぁ、普通はどんな感じがするのかわかんないしなぁー」
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