驚き

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再び自分の胸に手を当てる。 「うーん、自分の触ってもやっぱわかんないなー」 宝之華はやっと普通に座って、思い出したかのようにわしゃわしゃと髪をタオルで乾かし始めた。両腕を上げている宝之華のほうへ移動する。まだ考えているようで上の空な顔をしていた。 「普通は…」 「わ、ちょっと!」 後ろに回って胸を揉む。硬くない。柔らかい。これは、下着付けてない。 「うーん、そうですねぇ」 「や、零さんっ!ちょっと!」 構わず揉んでいた。なんとなく、引っ越してからバタバタしていたし、怒られてばかりだったし、触るタイミングを見失っていた。 「柔らかいですよ?硬くないし、お饅頭よりも柔らかい感じで…」 「そ、そんな触っちゃ、だ、だめです!」 「以前よりも大きいような気がします」 「え…な、なんでわかんの!?うそ、触ったらわかるの?」 「見ないとよくわからないので、ちょっと脱いで」 「え、わ!ちょっと!」 宝之華のパジャマを脱がしていく。ボタンがもどかしい。 「もう!なんで脱がされてんですか!…ちょっと零さんってば!」 無視して上だけ裸にした。宝之華は怒ったけど、気にせずまた触る。 「うん、たぶん大きくなってます。感触は、柔らかいですよ?」 「んもう!わかりましたから!」 それにしても、おわんのような綺麗な形である。お饅頭のような色だし。いつもよく見せてくれないけど、今日は不意打ちだったからなんとなく流されているのだろうか?明るいところでよくよく見せてくれるとは。 「そうですね…意外と重いかもしれないですね」 「ふーんだ!どうせ肉だし!お腹も肉だし!もー少しで横腹はみ出るしー」 「そうなんですか?わかりませんよ?」 「いやわかる!私、モデルなんですけどー?」
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