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綾と光
光ちゃんと話してたらいつのまにか、ホテルに入ってしまった。俺は、ほんとだめなやつだ。
まあ、光ちゃんはやってみたーい!と呑気でしたので、合意ということで。致してしまった。
んで、いつのまにか寝てた。隣にいる光は起きようとしてた。
「あれ?綾さん?」
「起きたんだ…」
「うん!」
完全にベットから這い出して、床に座ってる。
「光、なにしてんの?」
「服着ようと思って」
「あー、シャワーしたほうがいいかも」
「そう?どうせ帰ってから入るよ?」
「いや、やっぱシャワーしなよ」
「綾さんは?」
「今からだけど」
まだ寝転がってるし。
「じゃーお風呂入ろう!」
「え、いいけど」
ちょっと不安。光は勝手にお風呂ためて、無理矢理風呂場に連れてかれた。
「どうしたの?」
「いや…誰かと風呂に入るのは初めてなんだ。刺青あるし銭湯行けなかったし。不思議な気分」
「そうなの?」
とりあえず、一緒に入るか。
光と対面してる感じで。
「その刺青は他にもあるの?」
「足だけだけど」
「見てもいい?じっくり見たことない」
「いいよ?」
「これって削ってるの?肌を?」
「うん」
「これは龍なの?すごい細かいね」
「そうだね。おじさんのシンボルみたいなもので。友達のお父さんが入れたんだよ。彫り師だったからさ。すごい有名で」
「へぇー」
「光は嫌じゃないの?刺青」
「なにが?」
「ううん。なんでも。今度からもっと見せてこうかな」
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