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「ただいまー・・・」  と、先生の声だ。  何とか助かった!!  そして戻って来た先生は、 「あ、小山さん来てたんですね。 お疲れ様です。 もういいわ。 私は今日から仕事に生きるから・・・」  と言った。  何があったか分からないけど、むしろ普段から仕事に生きて欲しいと思ったアシスタント二人だった。 「先生、指定されたところ、終了してます。 あとは、全体のチェックお願いします・・・」  そう言って原稿を全部、先生に手渡す。  真剣にチェックを始める先生だったが。 『!???』  何やら表情が怪しい。 「17ページが、無い・・・」  と慌てた様子。  皆でデスク上や引き出しの中、本に挟んで無いか、あらゆるところを探してみるが、一向に出て来る様子が無い。 「先生、念のためネーム見せて頂けますか? 誰が最後に描いたか思い出してみます・・・」  と。    改めてネームを見せて貰うも、誰も描いた記憶が無い!! 「もしかして・・・」 「もしかして・・・」 「描いて・・・無い・・・!?・・・」  と、先生が青ざめる・・・。
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