第2話

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嬉々とした様子で森の中を 探索するグーコとは逆に臆病者のポンキは 蜘蛛の巣に引っ掛かっただけでも大騒ぎだった。 そして、グーコは恐ろし森に住むと言われる竜の巣を見つけ出す。 竜は恐ろし森で家族も友達もいないが 自由気ままな生活をしていた。 寂しいと思ったこともなく、その孤独な生活に満足していたのだ。 そこへグーコとポンキが現れる。 竜ははじめこそ、グーコとポンキを脅かして 森から追い出そうと試みたものの、全く恐がらず毎日遊びに来るグーコとポンキに次第に追い出すことを諦める。 しかし、グーコの破天荒ぶりに振り回される竜。 ある時は火を吐く竜は本当に火に強いのかと尻尾に火をつけられたり、またある時は無愛想な竜は笑い茸で笑うようになるのかと疑問に思ったグーコに、コッソリ餌に混ぜて食べさせられ笑い死にしそうになったりと毎日酷い目に合わされた。 しかし、そんなグーコに振り回された竜だったが次第にグーコとポンキが遊びに訪れるのが楽しみになっていく。 そんなある日、いつも遊びに来ていたグーコとポンキが来なかった。 その時、竜は初めて寂しいという気持ちになった。 そして心配になった竜は村にコッソリ見に行った。 すると、村では子供達の将来なりたい夢を食う魔物が現れて村は無気力な子供達で溢れ返り大変なことになっていた。 そこから、グーコとポンキと竜は魔物退治の冒険に繰り出すお話だ。
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