悪夢の始まり

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悪夢の始まり

『ねぇねぇ。蘭?』 私は蘭に話しかける。 『何?陽那』 蘭は優しく微笑んで見つめる。 『蘭のこと大好き!!』 私は頬を赤らめてそう言うと蘭はニコッと笑う。 『俺もだよ。陽那』 蘭は私の頬にチュッと優しく口付けをする。 ……その時の私達は仲がよかった……。 ……いつも手を繋いで帰っていた……。 ……私の家の前まで送ってくれて、優しくキスをしてくれていた……。 蘭の隣が唯一素で居られる場所だった。 「蘭華」に居る時が1番楽しかった。 私の………居場所だった………。 ………なのにあの子が現れてから私の居場所が………ナクナッタ………。
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