神様の手違いで第二の人生が異世界

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本屋はギルドからそれ程遠く無くて、店に入ると魔物図鑑は直ぐに見つかった。璃久にしてみれば図鑑というよりも手書きの絵本のような感じだが印刷技術を持たないこの世界では、絵を描くだけでも大変何だろうと思っている。此処にシルに教わりながら、自分なりに書き加えれば良いかと思い購入をした。金貨2枚と高かったが仕方ないのだろう。そういう意味ではシルが神様から貰って来てくれた本は値段のつけられない物なんだろうな?…誰にも見せられないな! シル『この世界では本は凄く貴重品何だよね(苦笑)リクの持っている本は今リクが思った通り誰にも見せられない本何だよね(笑)』 璃久『シル…勝手に思考読まないでよ(苦笑)この図鑑を元に自分なりに書き加えて行くよ(笑)』 ギルドに戻ると人が少なくなっていた。依頼品を査定カウンターにそれぞれ提出して、ビックボーンベアを一緒に出したら、受付の人が少し驚いていたがよろしくお願いしますと頼んでから、リーチュさんに挨拶をしに行く。 璃久「リーチュさん…戻りました、一応素材集めの依頼も無事終わりました」 リーチュ「お疲れ様です。流石だね…リク君、大変じゃ無かった?」 璃久「上手い具合に1匹ずつだったので何とかなりました…所でリーチュさんに聞きたいのですが、何処か台所?厨房?で良いのかな?自炊出来そうな宿か場所を教えて貰えませんか?」 リーチュ「リク君。自炊したいの?」 璃久「ええ…毎日という訳ではないのですが…」 リーチュ「そうねぇ~町の食堂じゃ、飽きちゃうわよね今は何処に宿を取っているの?」 璃久「リーブルという宿です。銭湯が近くて便利なんですけどね(笑)」 リーチュ「ああ…リーブルなら過ごしやすいわよね、そうねぇ~自炊かぁ~あっ銭湯の近くの宿だと自炊出来る竃が使える所が有るはず…でも古いし宿としては今の所がお薦めよ…でも竃だけ貸してくれたかな?古い竃だし使い勝手も悪いしね」 璃久「そうですよね…部屋を借りるしか無いのかな?」 リーチュ「いっその事、家を借りるって言うのもあるけど、短期では無理だよね~う~ん何かあったと思うんだけど…少し時間貰っても良いのかな?」 璃久「はい。それは構いませんが…無理でしたら大丈夫ですよ」 リーチュ「なんかあったと思うんだけど…ねぇ~」 ヘンリー「君がリク-タイガ君かな?」 璃久「はい。何かありましたか?」 ヘンリー「いや…依頼品は問題ないんだ。ビックボーンベアの事だ」 リーチュ「えぇ…え~リク君、今日ビックボーンベア倒してきたの?」 璃久「あれ?まずかったですか?遭遇してしまって、退治してしまったのですが?」 リーチュ「それは大変だったわねぇ~見つけたら討伐の依頼出ていたんだけど、リク君は知らなかったわよねぇ~東南側の森にいたのね!」 ヘンリー「そうなのか…東南側の森に移動していたんだな…いや…良く討伐したね(笑)事後だけど依頼書処理してくれリーチュ」 リーチュ「了解よ…ヘンリー」 璃久「大丈夫ですか?偶々木の上にいて、上手く気がつかれる前に攻撃出来たので、ラッキーでした」 ヘンリー「木の上?君は身軽なんだな(笑)」 璃久「あっ何時も木の実とか果実を見つけると採取しているもので(苦笑)」 リーチュ「へぇ~リク君、果実とか木の実も採取しているんだぁ~」 璃久「はい。お昼に食べたりするもので(苦笑)」 ヘンリー「しかし君は、何時も丁寧な解体処理で俺達も助かっているんだよ」 璃久「ありがとうございます…解体処理をきちんとしないと叱られていましたから(苦笑)」 リーチュ「リク君。今日の素材集めの依頼は明日以降の精算で良いかしら?ごめんなさいね、こちらからお願いしたのに、依頼主が確認しないと納得しなくて、ごめんなさいね」 璃久「構いませんよ…多分そうかな?って朝の話しで思っていましたから」 ヘンリー「ああ…君の解体処理に文句つけるなら、今後依頼は受けない事にしないとだなリーチュ。ギルマスにも言っておくよ。本当は断って良い案件だしな…困った依頼主だよ」 リーチュ「そうよねぇ~ちょっとした事で依頼料下げるなんてねぇ~。ヘンリーからギルマスに強く言っておいてね。後リク君に指名依頼なんて出させないようにしなくちゃ!」 ヘンリー「おおっと。そうだな、此処で解体処理した事にしておこう、あの依頼主の我が儘をこれ以上通すのはごめんだよ。リーチュも気をつけてくれよ」 リーチュ「解ったわ!リク君ごめんね…迷惑かからないようにするからね!」 璃久「よろしくお願いします…指名依頼は困ります(苦笑)ずっとこの町にいるつもりないので、申し訳ありません」 リーチュ「そうよねぇ~私達はいて欲しいけども、そうはいかないわよね(苦笑)でもヘンリー…真面目にリク君の事知られない用にね」 ヘンリー「俺だってこの先の事考えたら…知られる訳にいかないよ。ギルマスが断ってくれれば良いこと何だがなぁ~後は解体処理せずに持ち込ませるかだな(苦笑)悪かったね…リク-タイガ君」 璃久「いいえ…よろしくお願いします…精算は後日カードに入金で構いません…僕って特定されたくないので、人のいない時にお願いしますね…リーチュさん」 リーチュ「そうねぇ~私達がきちんとガードするから大丈夫よ(笑)じゃあ今日の精算カード入金で良いのね」 璃久「ありがとうございます…では明日はお休みしますので、明後日来ますね。失礼します」 リーチュ「ゆっくり休んでね…お疲れさま」 璃久は話しの流れから序でに休みを取る事にした。少し魔法薬の勉強と魔物図鑑に書き込みしたい等やりたい事が溜まっている。 シル『何だか面倒な話しだったな?』 璃久『うん…この町の食事事情を少し改善したかったけども、違う街?町?に行こうかな』 シル『それも良いな…暫くリクの麺料理我慢するから、面倒な事からは逃げようぜリク(笑)』 璃久『確かに…少し大きな街なら自炊出来そうな部屋借りられるかもだしね』 シル『宿や部屋事情は良く解らないけど、リクと野宿でも俺は楽しいぞ』 璃久『少し遅くなったね…市場は終わっているし、食堂でご飯にしようか?』 シル『そうだね…肉食べる(笑)』 璃久『僕もステーキ食べるかな』 そうして璃久達は食堂でステーキを食べて宿に戻った。璃久は直ぐに銭湯に向かった。お風呂に入りながら今日は早く寝ようと決めて宿へ戻ると相変わらずシルは寝ていたので、璃久もそのまま眠りについた。 璃久はいつも通り朝起きると、鍛錬をしてからランニングついでに市場に寄り何時でも移動出来るように野菜類や卵に塩、砂糖等と料理用のお酒を買い、屋台でスープと玉子焼きを買って宿に戻った。 シルは今日は休みだという事でまだ寝ていた。シルが寝ている間に収納空間の中でパンを焼いておき、最初にギルドで貰った地図と毎日作成していた薬草等の採取を自作の地図とを照らし合わせて整理していた。後は町に着くまでの事を後でシルに確認しながら整理しようと、シルを見たら起きていた。 璃久『シル…おはよう、ご飯にする?』 シル『おはよう…リク。うんご飯食べる』 璃久『じゃあ準備するね…毎度変わり映えしないけどね』 シル『リクのパンが有るだけでも充分だよ…いつもありがとうリク』 璃久『どういたしまして(笑)』 そして食事を済ませると、璃久は先程考えていた町に着くまでの薬草等や魔物の事を簡単に整理した。それから璃久は孤児院の院長さんの話しを思い出して薬を作り出した。東南側の薬草が良い理由は解らないが、この先何があっても大丈夫なように、準備しておく。それから魔法薬の本を読み始めた。
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