同棲2

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丁寧に、綺麗に、洗い流さなきゃ… なんだか緊張してるのかなあ〜と思う茉子。 あの日々は、一体なんだったのだろう。 あれも、きっと良い思い出に変わるだろう。 智輝には、智輝らしく幸せになって欲しいと思う茉子。 お風呂から上がり、髪を乾かしていると、凌也が近づいて来た。 黙って、ドライヤーを取り茉子の髪を乾かす。 「ありがとう」 「いいえ」と言いながら、チュッ 「あ!」 笑ってる凌也 一瞬のことでボーっとしてた茉子 「はい、出来た!」 「ありがとう」と、凌也の方を向いて、首に手を回す茉子 焦らす…焦らす… 「え?茉子?」 「ふふ」と笑って何もしない。ただただ見つめてる。 「茉子〜♡」と、痺れを切らしたのは凌也 自分からキスしてしまった。 「う〜ん、もう〜待てない!」 「ダメだなぁ〜」 『仕方ないから、してあげるか…』 久しぶりに熱い熱い口づけを交わす 止まるはずもなく…2人が納得するまで…口づける すると、凌也は茉子を抱き抱えて寝室へ 準備万端に部屋は、暖められている。 ブレーキが壊れているかのように、夢中で抱き合うふたり、茉子の目からは、涙が溢れた。 「茉子、大丈夫か?」 「うん」 凌也は、優しく優しく、茉子を包みこむように抱いた。 『愛おしい』その言葉がピッタリだ。 凌也の茉子への思いは、以前と変わらないが、 茉子は、彼女が居る凌也だと思っていたから、 今は、嬉しくて仕方がない。 ずっとずっと…こうして愛されたかった。 いつもは、自分は2番目、また、この人は、彼女を抱く!そう思っていたから… そんなことは、最初から無かったんだ。 なのに…私は何をしてるんだ、と茉子は、切なくなった。「ごめんね、凌也」 「謝ることなんて何もないよ。」 「茉子は、今ココに居る、それだけで嬉しいから…」 凌也の言葉に、茉子は、幸せを感じた。
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