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結婚
週末、バタバタと、茉子の実家へ行き、結婚の挨拶をする凌也。婚姻届に証人のサインをもらい、
翌日、続けて凌也の実家へ茉子を連れて行き、
同じように父に婚姻届に証人のサインを貰う。
そのまま2人で、婚姻届を提出。
晴れて夫婦となった2人。
「あーようやく夫婦になれた〜」と凌也。
「なんだかバタバタだったね。」
「うん、そうだな。早く結婚したかったから…」
「どうして?」
「もう待てなかった。」
「ずっと一緒に居たじゃない?」
「会社にもバレたから、早くケジメを付けたかったの」
「そっかあ〜」
「結婚式もしたいなぁ〜」
「ホント?したい!」
「うん、式場探そう!」
「うん。」
「茉子、俺、課長になるし、もう3月で辞める?」
「う〜ん、後任が見つかれば、辞めてもイイけど、 急がないかも…」
「そう?赤ちゃん出来たら辞める?」
「なんで、そんなに辞めさせたいの?」
「そういうわけじゃないけど、赤ちゃん欲しいし、3月に辞める!って言ってたし…」
「会社に居られると何か不都合でも?」
「そんなことあるわけないよ。でも、同じ部署なら、もしかしたら、どこか違う部署へ行かされるかもしれないし。」
「そっかあ…後任が見つかれば辞める。」
「そうだな。」
そんな話をしていると…
久しぶりに又、松田さんから連絡が…
「え?どういうこと?」
「何?どうした?」
「また、秘書の松田さんから連絡。」と、凌也にスマホ画面を見せる茉子
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