大河side

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「だから当直同様に、シフトを作ればいいのではないのか?」 提案したが『それなら部長達もデキるのでは?』と言い出す。 「副院長も部長も、院長との取り決めで無理だといっているだろう。 だからこそ、重症患者の時は来るつもりだと」 平行線で話が進まない。 時間の無駄ではと思えるが・・・。 「だからこそ、家賃なしで社宅に入ってるのではないか? 呼び出しに対応できるように・・・」 『そ、それは・・・』 「まぁ、そうだよな。家賃がないのはいいよな」 「まぁ、大河、そこまでにしとけ。 確かに俺達3人が当直も呼び出しも受け付けないのは不満があるだろうけど、上司が自分より年下だからな。 でも、俺達は大学から患者も連れて来ている。 ただ、ここの患者は診ないといってるわけではない。 君達の技量は、オペを見学して検討はしたいと思っている」
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