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お土産は大きな重箱にたくさんの料理!
南の肉のような魚の団子も入っていたので今から楽しみ。
「お昼はスパゲティにします。雪翔ベーコンと舞茸出し下さい」
「はーい」
和風パスタかな?と材料を出すが、何人分作るんだろうと聞く。
「えーと……11人分?面倒臭いので五束入のを三袋使ってしまいましょうか」
「みんな沢山食べるもんね」
二つの鍋で茹でていき、出来上がったものをお皿に盛り付けていると祖母と周太郎に重次、三郎に四郎が到着。
なんだか人数が多い……
「足りる?」
「なんとかなるでしょう」
無くなる前にお皿を取りに行き、航平と祖父母と先に食べる。
「大掃除は終わったの?」
「なんとか。でも、畑はまだ見に行ってないよ」
ひーたんが行ってくるーと突然出ていって戻ってたのはいいが泥んこ。
「はたけ、キレー。こーへー、ときときして?」
「翡翠ちゃんまずお風呂入ろっか」
「あいー!」と前足をあげる姿は可愛いが、天気もいいのになんで泥んこなんだろう?
食べ終わってから見に行くと水が撒かれていたので冬弥が先に見に来ていたのだろう事はわかるが、周りはそんなに水浸しにはなっていない。
「ここじゃない?」
航平が少し窪んだところに足跡があると言っていたので、突っ込んで行ったのは明らか。
「お風呂……入れよっか」
「そうだね」
翡翠をお風呂に入れながら、掃除したばかりなのにと文句を言っていると、「雪翔、買い物に行ってきますから留守番していてください」と冬弥に言われたので、その間にみんな洗っちゃおうと金と銀もお風呂に入れる。
「紫狐もてつだいますぅ」とご機嫌の紫狐。
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