1.心の折れる音
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1.心の折れる音
「ポキッ」 ある日私は心が折れた。 これが最初に折れた心。小説で新たな挑戦をしようとする心だった。 「バキバキバキッ!」 2番目に折れた心。私の愛しい人を想う心だった。これは既に半分ほど折れかけていたもので、折れやすくなっていたんだろう。でも柱の太さは大きいものだった。 「ビキッ」 3番目に折れかけた心。小説自体を書こうとする意欲。これが折れてしまうとしゃれにならない。
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