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「ナタイア先生いませんか?」 金髪の優しそうなおじいさんが出迎えてくれた。 彼が天界で有名な名医のナタイア先生だ。 「マリンか。こんな時間に、どうしたんだ?」 「遅い時間にごめんなさい。どうしても助けて欲しい人がいるんです」 「患者はそんなに切羽詰まった状態なのか?」 「はい。全身傷だらけで・・・羽根がほとんど黒かったから悪魔だと思うんですけど彼を助けてあげたいんです」 「ほとんど?と言うことは羽根全体が黒い訳じゃないんだな?」 「はい。羽根の上半分が黒くて、下半分が白いんです」 「なんと・・・。もしかしたら彼は天使と悪魔のハーフかも知れないな」 「天使と悪魔のハーフ?」 「ああ。実際に見た事はないが、いると聞いた事はある・・・」 「天使と悪魔のハーフがいるなんて初耳です」 「そうだろうな。とにかく早く彼を診なければ・・・」 「ナタイア先生彼を診てくれるんですか?」 「ああ。傷だらけの人が目の前で倒れているなら、悪魔だろうが人間だろうが助ける。俺はこれでも医者だからな。マリンも同じ気持ちだからこそ、俺の所に来たんだろう?彼の所に案内してくれマリン」 「はい・・・。ありがとうございますナタイア先生」 そして私の秘密の小屋にナタイア先生と共に向かった・・・。
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