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「ライルったら、まだ泣いてるの?」
「悪いか?ただ涙が止まらないんだよ・・・」
ライルの涙を見ていると私まで泣けてきた。
「そんなマリンこそ泣いてるじゃないか」
「こっこれはライルが泣いてるせいなんだから」
「なぁマリン・・・マリンを抱きしめてもいいか?それとも俺じゃ嫌か?」
「どうしたの急に?嫌なわけないでしょ」
私はライルに強く抱きしめられた。
2人で涙を流しながら抱きしめ合った・・・。
「ありがとうマリン」と言ってライルは私から離れて行く。
離れようとした時私の涙がライルの羽根に1粒ついた・・・。
「あっ!ごめんライルの羽根に私の涙がついちゃった」
「ああ、それくらい何ともない」
その時
「ライル愛してるよ」「ライルずっと愛してるわ」と男女の声がした。
もしかしてこの声は、ライルのお父さんお母さん?
そしてライルの身体が光出した・・・。
眩しい・・・。
なにが起こったの?
そして光が消えて行った・・・。
そして私はライルを見た。
目の前にいたのは羽根が真っ白で綺麗な天使になったライルの姿だった・・・。
「ライル見て・・・ライル綺麗な天使になってる」
そして鏡を見たライル。
「嘘だろ?なんで俺が天使に・・・」
「ライルのお父さんお母さんがライルを天使にしてくれたんだと思うよ。さっき声が聞こえたから。ライルはお父さんお母さんにちゃんと愛されてたんだね」
「ああ、さっき父さんと母さんの声が聞こえた。俺も愛してるよ父さん母さん。そして俺を天使にしてくれてありがとう・・・」
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