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「今度は僕が間に入って一緒に話そう。
それならレイも話しやすいハズだ!
なっ、それでどうだ?」
「それなら…安心!
ありがと、君には感謝してるよ。
…ってもうこんな時間⁉︎
私帰って夕飯作らないといけないんだ。
お金はここに置いていくね!
それじゃ、バイバイッ」
そう一通り騒いで、史緒里は店を
飛び出していった。
一人残された僕は大きくため息をつく。
心のどこかで未だ割り切れてない
自分が居るのが、今さっき分かった。
僕はまだ、史緒里を諦めきれていない。
「一緒に話すねぇ…。
気まずいだけじゃないのかそれ」
紅茶はもう既に冷え切ってしまっている。
冷めた紅茶は、苦くて嫌いだ。
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