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「にゃあにゃあ…にゃ」
「今日は猛烈アタックしてきやがる…」
アラームかな?ってぐらい鳴きながら引っ付かれることもある。早く早く!と急かされてるようだ…?忙しなく動く猫ちゃんを見ながら、そういう時期かな…なんて思った。お腹も見せてきてるし、心なしか目がギラギラしていた。
「落ち着け…」
飛び掛かってきそうなぐらいだったけど、私が若干引いていたのを察したのか適度な距離感は保ってくれた。紳士かな?引いていたというより、ただ驚いただけなのだけど。
そんな君でも、気分じゃない時だってある。猫は気分屋だ、ってよく言うものだけど、君に関しては気分屋…?ってなるぐらいにはいつでも構ってちゃんだった。
「あれ…避けていく…さりげなく避ける…」
機嫌が悪いのかと言われたらそうでもなさそうだし、ただ今は撫でられたくないなって感じの避け方。
「今日はダメな日かな…そりゃそうよな、人間だってそうだ」
猫も人間も同じだなあなんて思いながらも、撫でないで傍にいる。ただただ君を見ていた。君が、そこにいるだけで私の心はポカポカするから。どうか、見ることを許してほしい。
そうして暫く居座っていると、徐に立ち上がって、近寄ってきた。
「おや?」
「にゃー」
するりとしゃがんでいる足に頭をぐいっと押し付けてくる姿を見て、そういう気分になったのかな?なんて思いながらフワフワの毛並みに手を滑らせた。
嫌な時はしない、求められたときだけ撫でる。でも、自分から撫でてしまうことも多々あるが、嫌な顔せず撫でさせてくれた君。明日も頑張ろうって気分にさせてくれる君。
寝てる時もごめん!少しだけ!と言いながら撫でていたら起きてしまって、ああごめんなさい猫様…って思ったんだけど、そのまま撫でろと擦り寄ってきたので感謝したこともある。
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