Prologue…

1/1
前へ
/1ページ
次へ

Prologue…

「俺ら仲間やん?支え合おうや!」 「辛いことも、分け合えばええやん!」 そう、俺たちはいつやって夢を見とったんや。 俺たち“7人“がいつも笑っとる夢を。 そんな毎日がいつか崩れ落ちるなんて、 あの時の俺たちは考えてもなかった。 きっと、また戻れる日が来るって、信じとったんや。 ………少なくとも俺は。 絆なんてそう簡単に消えるもんやない、そう信じとった。 でも、それは違っとったんやって、思い知らされた。 あれから何年か経った今、こうやって隣におってくれる仲間がいて嬉しい。 かけがえのない、6人の仲間たち。 やけど、不安の方がでかくて、いつ離れていってしまうかも分からん。 仲良くしてるだけで、胸が苦しいんや。 この胸の痛みって一体なんなんやろうか? いつになったら消えるんやろうか? いつまで経っても、その答えは分かれへんけど。
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加