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さて、俺も帰るか。
歩いていると、異様に足が軽く感じた。
担いでた色んな荷物を降ろせた感じ。
今までの一人での下校とは何か違う。
もちろんいい意味で。
今過ぎ去ったばかりの校門をふと振り返る。
「聖マリアンヌ女子高等学校」と書かれた柱の横に人影が見えた。
今日も塾に行っているはずの彼女が不敵な顔でこちらを見ていた。
俺は歩き出した。
雨の小粒がおでこに当たった。
中々、予報は当たらないものだ。
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