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9月18日 17:16
PCやスマホで作業できるようになり、小説を描くスピードというのはものすごく上がったように感じます。キーボードを押したりフリックするだけで文字が入力できる。この上なく便利ですよね。
しかし、描くスピードが上がりすぎたせいで筆が暴走して止められなくなることもあります。ある程度描いてから、『あれ? こんな展開じゃなかったはず』と我に返ることもしばしば。前日筆が乗ったから進めてみたけど、読み返してみたら整合性が取れなくなってたりとか。勢いで描いちゃってるから、どこでどう間違えたのかも分からなかったり……
そういうこともあるので、僕は今も時折手書きで原稿を描くことがあります。強制的に描くスピードを落としてみれば、『あぁ、ここでこう描くから話が曲がるのか』と気付くことができます。昔は「筆を走らせる」といったものですが、今や筆はブレーキ役なんです。
デジタル全盛の時代だからこそ、活かせるアナログがあると思います。いろんなデバイスをうまく使いこなして、よりよい作品を作っていきたいものです
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